BANANA MOON REPAIR FILE

復活リペアファイル
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Martin M-38 #401663


78年のM-38です。
ボディのアッパー幅約296mm、ロワー幅約406mmと、000やOMより一回り大きめで、弦長約645mmとロングスケール。でも、ナット幅は、OMのように広くはなく、000やDと同じ42.9mm。
私の手持資料では1977年の製造開始です。
指板とブリッジには同材を組合わせるのが鉄弦ギターなのですが、このモデルはガットのように、エボニー指板にローズウッドブリッジの組合わせが特徴です。
それ故でしょうか?大きめのボディ故でしょうか?、張りと豊かさを兼ね備えたローエンドと繊細なハイエンドが楽しめますね。
ストロークしても、小降りに見える見た目以上の元気な音にまで鳴ってくれますが、繊細さも持ち合わせていますので、フィンガーとストロークの混在プレイでより持ち味を発揮しそうですね。
オーナーさんのご不満は、バランスが悪い事と、中高域の伸びが足りない事でしたが、大きな問題はナットに有りました。
お返しした後で、オープンチューニングの時に一部分で押弦下方が共振する事が発覚しました。
フレットの浮きを接着剤で止めてあったのを私が見つけられなかったのが原因です。
ナット交換の効果で鳴りが向上して現れたのではないかと思いますが、症状の再現の難しさを実感しつつ、重要性も実感です。

●ナット交換(下地修正〜交換)
●フレット浮き修正
●サドル交換
●ブリッジピンホール修正

オーナーさんのご感想は
『1音1音が以前とは違ってのびのびして、重なった音同士が心地よく響き、さらにさらに、弾きやすい!!』
でした。
福井からのご依頼でした。




| - | 17:05 | - | - | pookmark |
Gibson B-25 #952670


 68年のB-25です。このモデルの特徴のアジャスタブル・ブリッジ構造は、その音楽的な雑味を持つ音色から人気がありますね。
ネックの幅が狭め(ナット幅約40mm)になっていますから、手が小さめの方には向いているかも。
見て分かる通り厚手で大きなピックガードがついているので、小振りなボディなだけに鳴り的に不利となるのでは?と思われがちですが、このピックガード素材は、ボディと一体に鳴ってくれるんですよ。
 ご依頼はお任せチューン、経年で少しずつ劣化してしまった音を本来の音に戻しつつ、オーナーさんの演奏スタイルに合うように仕上げる事でした。
アジャスタブルのサドルはセラミックではなくハカランダですので、ナット材は牛骨(無脱脂)を選択です。
フレットは、もう一度ならすり合わせが出来そうでしたが、オーナーさんのご判断で思い切って交換(ジム?ダンロップの#6130)となりました。
製造後約40年経ています、フレットは2回交換をされているようでしたが、1回目にはエポキシ系の接着剤で固定、2回目にはシアノアクリレート系の接着剤で固定する処方をとられていました。音的に接着剤入りが好みならばそのフレッティングで構わないとは思いますが、オーナーさんのお好みの音にする為に接着剤を使わないフレッティングで交換です。

●フレット交換
●指板修正
●ナット交換
●ブリッジ・ピン・ホール修正
●ピックガード部分剥がれ修正

『リペア前の詰まったような音からアタックのはっきりした反応の良い音になり、いつまでも弾いていたい気持ちのよい音です。ブルースを弾くにはピッタリです。』
というご評価をオーナーさんからいただきました。
広島からのご依頼でした。



| - | 04:10 | - | - | pookmark |
Taylor 814-L7 #20041105115
●ご依頼
・トップクラックの疑い
・お任せチューン
●処置
・ブレイス剥がれ修正
・フレット浮き修正
・ナット修正
●個人的感想
トップ板にヒビがあり、ノッキングでも異音を確認出来ましたので間違いなくクラックと思い込んでしまいました。
よくよく調べたらクラックは塗装のみで、真裏のトーンバーが剥がれての異音だったのですが、一発で見抜けなかった貴重な経験となりました。



シックネスゲージが入らないほどしっかりふさがっていますが



トップを軽く抑えると隙間が…
本当に珍しい例となりました。

フレットの浮き(乾燥で)を修正、ナット調整で音質、バランス、演奏性を修正し完了!


1F2弦が若干高いですね、これは要修正

近代ギターの代表的ブランドのテイラーですが、音圧、抜け、演奏性は本当にバランスよく考えられているとても良いギターですね〜。
オーナーさんにはディミニッシュなどがとても押さえ易くなったと喜んでいただけました。


福井県からのご依頼でした。
| - | 12:17 | - | - | pookmark |
YAMAHA FG-180 #10729612
●ご依頼
・お任せチューン
・1、2弦の1Fがうまく鳴らない時がある
・1〜3弦が切れやすい
●処置
・ナット交換
・サドル交換
・フレット交換
・ブリッジピンホール修正
・ペグ固定ネジ穴梅木修正
●個人的感想
日本のアコースティックギター黎明期の代表作『赤ラベル180』です。
1、2弦がうまく鳴らない原因は、フレットの減りと浮きでした。



ここ以外にも7〜15Fにも浮き修正の痕跡がありました。フレット溝内にはアロンアルファが充填されていましたが、その処方はあくまでも応急的なものですので、修正をお勧め。



オリジナルをそのまま使いたいところですがフレット交換で高さが足りなくなってしまうナットは、赤ラベルとの相性バツグンのデルリンをチョイス。(私の110もデルリン)



サドルには牛骨を。
『赤ラベル』復活です。本当によく鳴ります!
決してゴージャスではありませんが、思わずワクワクするこのドライな音は絶対に『有り!』



オーナーさんからは『思い切り弾けば弾くほど鳴ってくれます!これからも大事にします。』とのお言葉をいただきました。
島根からのご依頼でした。
| - | 09:25 | - | - | pookmark |
K.Yairi JY-45BBS #0910240
●ご依頼
弾き易くなればと自分でナットとサドルをいじったところ、味気ない音になってしまった。また、ビブラートでゴリゴリした音がする。
ストロークとリード用に低めで整えて欲しい。
●処置
・ネック調整
・ナット交換
・サドル交換
・フレットすり合わせ
・ブリッジピンホール修正
●個人的感想
ネックに微妙な逆反りがあったのが上手く調整出来なかった理由のような感じもします。簡単と言えば簡単、難しいと言えば難しいのがネックです。
まずは、ネックを目標弦高に合うように調整し、追い込み過ぎたナットとサドルを交換。





フレットは残念ながら、お求め時から良くなかったようです。



このすり合わせ痕跡が『ゴリゴリ』の原因。仕上げるつもりがまったく無いですね。(弾いた減りではないように見えますね)
出来上がってみると、『ん?!…』『おっ!』『こりゃいいぞ』 力の加減にしっかり付いて来ますよ。


オーナーさんからは『ストロークが本当に気持ちいい。音もまったく別物になって、休みの日は指がバカになるほど弾いているので家族もあきれ顔です。』とのご感想をいただきました。宮城県石巻市からのご依頼です。

オーナーさんご自営のお店は、港の近く。打合せメールの最後に『ギターって本当にいいですね。つくづく思います。』とありました。
私にとって、絶対に忘れる事の出来ない一本になりました。
| - | 16:30 | - | - | pookmark |
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